2008.09.20 Saturday
『iPhone』がアジア市場で苦戦する”本当の”理由Yahoo!ニュース 『iPhone』がアジア市場で苦戦する理由 によれば、
日本では、Apple社は国内第3位の携帯電話事業者であるソフトバンクモバイルと提携し、『iPhone 3G』を販売している。発売当初は大いに話題を呼んだが、その後、月額料金が高い点と、日本の携帯電話では一般的な機能の一部が使えない点が嫌がられ、iPhoneに対する需要は当初の3分の1にまで落ち込んだと『Wall Street Journal』紙は報じている。[同記事によると、当初は100万台販売されると予測されていたが、「50万台に達しない」という見方が大勢を占めているという。 一点目の月額料金なのだけど、私自身は高いとは思わない。試しにSoftBankのサイトへ行って、ごく普通のワンセグ携帯で料金シミュレーションをしてみた。確かに、最低月額料金では、倍近い差があるけれども、通常のワンセグ携帯で「パケットし放題」でパケ代を最高に使った場合、iPhone 3Gの月額料金とほとんど変わらない。 それと、NTT docomo や イーモバイルのスマートフォンの月額料金体系と比較しても、ほとんど差がない。 要するに、スマートフォン系の月額料金体系がそもそも高めということ?? でも、iPhone 3G が日本市場で売れない”本当の”理由は、上記の引用記事の二番目、、 日本の携帯電話では一般的な機能の一部が使えない点だと思う。 FOMAとスマートフォン両方持ち続ける理由 にも同様のことを書いたけれども、iPhone 3Gにしてもスマートフォンにしても日本の携帯キャリアが従来提供してきたサービス(ガラパゴス携帯の所以)が使えないという点が大きいのではないか。 iPhone 3G についていえば、これまでのvodafone, softbank.ne.jp のメールアドレスが使えない。ワンセグが観られない。動画が撮影できないなど、iPhone 3G だけでは、日本のケータイとして、使えないという点ではないだろうか。 |